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2014年6月27日金曜日

Intermezzo in F minor, presto (super rokkor 45mm f2.8、chiyoko)



 おおっ? コントラストの高い場面には、強そうですね。ゲリラ豪雨の直前。


 人の顔がみんな赤い。


 ぐーるぐる。盛大にボケます。


 へー。周辺がちょっと乱れるでしょうか。でも、意外に良いレンズです。続編もあります。

2014年6月26日木曜日

2014年6月23日月曜日

hologon 16mm f8 (実写編 その一)


「よう、饕餮。昼間から酒かい?」
「ああ、李君か。実は、我が君から難題を仰せつかってね。」

「難題? それは何だい?」
「いや、僕のカメラで何か撮影して、それを見せろって。」

「だねぇ。お前は、レンズを磨いて、それを眺めて酒を飲む奴だからな。ははは。」
「flektogon の舌、なんて、堪らないんだけどなあ。あ、もちろん、シングル・コートね。」

「じゃあ、俺に貸せよ。代わりに何枚か撮ってやるよ。」
「よし、任せた。おい、酒のお代わりだ。」

……数分後。

「饕餮、帰ったよ。」
「おお、見せてくれ。」




「なんだ、この酒家の前じゃないか。」
「当たり前だ、俺だって飲んでるんだからな。おい亭主、白酒(バイジュウ、と言わないと通じない)をくれ。それから、肴は適当に見繕ってな。」

「へー、思ったより、周辺減光はないのかな?」
「まあ、hologonでこれだけ撮れたら、了とすべきかもな。」




「お。なんだこりゃ?」
「おい亭主、馴れずしを頼む。」
「じゃなくて、李君、これは何なの?」
「正午の空、サ。」




「ふーん……。よく写っているんじゃないの?」
「まあね、hologon なんて年代物にしては、上出来じゃないの? じゃ、これはどうだ?」



「ほう。予想以上にまともだね。よし、一杯飲め、我が友よ。」
「お前も、ちゃんと写真くらい撮れよ……?」

「これ以上、四隅まできちんと写したいなら、もっと安い現代レンズを買うべきだよね。」
「まあそうなんだけど、人それぞれだからね、李君……。」

「次は、あのアプリでも試しなさいよ。ご自分でね。」

「いや、やっぱりhologonは、gxrで24㎜相当で使ったほうが、気持ち良いかな、って思う。」


2014年6月22日日曜日

contarex distagon 35mm f4


「饕餮、饕餮はおらぬか。」
「お傍に、我が君。」

「どうじゃ、オークションで詐欺に引っかかった気分は? 空気レンズにいくら払ったのじゃ?」
「100万元ほど……ライカのレンズは、親の仇にござ候……! 否、戊辰の仇にございます。」

「ふふふ。では、もうライカは、嫌いか?」
「御意。手持ちのライカのレンズは、すべて肥溜めに叩き込みました。」

「なるほど……。良い勉強になったようじゃの。では、もうライカとは関わらぬと?」
「さようです、我が君。ライカに限らず、写真全般が嫌いになりまして。人前でカメラを構える輩は、全て斬殺したいくらいにてございます。」

「だがな、饕餮……、お主のカメラ、あるいはレンズは、どのようにして購ったのだ?」
「そ、それは……、我が君のお給金からでございます。」

「では、饕餮、お主はわしに、何か撮ったものを見せる義務があるのではないか?」
「……仰せのとおりにてございます。しかし、でも……」

「では、何か見せよ。」
「しばし、お時間を頂戴いたしたく……」

「饕餮、あまり待たせるな。わしは忙しいのじゃ。」
「はい。では、こちらにてございます。」



「なんじゃ、これは?」
「contarex の distagon 35mm f4 でございます。」

「こんたれっくす? 聞かぬ名前だのう。」
「近田氏の王、とうかがっております。近田氏は、西方の蛮族だとか……。」


 
「う、重いではないか! 金物とガラスが詰まっておるようじゃな!」
「御意。この重さにして揺らぎもせぬ金属製のマウント、見事なものでございます。まるで、而今あるいは木屋野濡のようでございます。」

「して、饕餮……。写真は撮ってみたのかの?」
「はあ?」

「カメラとレンズは、写真を撮るための道具であろう。」
「は? カメラとレンズは、道具ではございませぬ。写真を撮るなど、そんな邪道なことは、私にはできませぬ。日々、レンズを磨き、カメラを愛でるのが、数寄者の王道でございましょうぞ。」

「……饕餮。再度問うが、そのカメラとレンズを購う金は、誰からもらった……?」
「それは……、我が君からの給金で……。」

「であれば饕餮。何か撮って、わしに見せたらどうだ?」
「……畏まってございます。」

「近日中にでも見せに来い。今日はもう、下がって宜しい。」


hologon 16mm f8 (Mマウント改造) 人柱編。


「やあ饕餮、なんだいにやにやして? 良いことでもあったのかい?」
「ああ、君か。まあ、これを見よ。」



「お、hologonじゃないか。嵌ったんだね。」
「見てのとおり。」

「でも、これまでのαじゃ、嵌るけどシャッターに当たる、というぜ?」
「無音の電子シャッターにしたら、大丈夫だったよ。ほーらー。」




「お。大丈夫なのか? すごいね。」
「人柱は、ちょっと精神的に辛いんだよ(笑)。」

「にしても、折角だから、外を撮りなさいよ?」
「いや、大雨で。濡れちゃうよ?」

「じゃ、夜までニタニタしていることだね。」