当時は、名機GXRがメインの機種でした。大変良いカメラだと今でも思っていますが、いかんせん、20mmが30㎜になるのは、ちょっといただけないと感じて、このレンズは長らく防湿庫の主として君臨してきました。
左手で、プリセットしておいた絞り値まで絞り込んでから撮影……というギミック、あるいはひと手間が楽しい。ebayあたりでも、その仕組みを知らないで、「絞り羽は動かない」として安く売られることもあります。
小物の撮影は実は不得手で……。これは、購入時に添付されてたイメージです。flektogon の有名な「舌」。
以下の作例には、甲殻用のレンズ・フードをつけていてけられたものも含まれています。四隅が暗いものは、そういう無知のなしたことと考え、ご笑納ください。
甲殻なんだから……。ということで、それらしい写真を。まあ、それらしい(笑)。ここで、豚の半身を買いました。
天候には恵まれない旅となりました。天文台も見えない。
一方、flektogon には、「甲殻なのに寄れる」という特性があります。
イメージサークルの中心部に、虫。
雨のあがった、朝の葉っぱ。こういう写真は、好きです。
桜の樹の猿の腰掛。10㎝位まで、充分に寄れます。
縮緬状の花弁のアジサイ。
寄ってはいません。しかし、酔っています。アルコール依存症の前触れ
ISO 12800 F16 SS1/4 おや、それほどぶれてない。
yam, yam.
ISO 12800 F16 SS1/3 おお、昔の腕は健在なのか。
「花もて語れ」、か……。 say it with flowers.
思い切って、f22まで絞り込んでみました。iso12800で、SSは1/25。ああ、なかなか良いですね。
周辺には流れや偽色、光量減少もなさそうなので、化石の甲殻類には、やはりα7sは悪くもないのは確か。
先日のテスト撮影は公開する気持ちにもなれなかったのですが、これならいいかも? f22で、iso4000のSS60分の1秒です。解像度も、申し分ありません。
拡大すると、ピンボケです。風もありましたし。しかし、この写真は色のバランスは良ろしい。昔のポジみたいな感じですね。昔のエクタのような感じ。
レンズ・フードが干渉しています。
どうも、遠景があまいような……。後ろボケが、汚いだけ? あるいは、マウント・アダプターが、無限遠に届いていないのか? まあ、色々な対処方法があるのです。
寄り寄り。近接では、前ボケも後ボケもきれいな様子です。
このレンズは、饕餮の古代レンズ趣味の最初期に手に入れたレンズです。20㎜といえば、なかなかの超甲殻類ですよね。あの、super-angulon より甲殻! ですから、もう少し時間をかけて、なんとか使いこなしたいものです。
おお。薄曇りの中で、絞り込んで撮影すると、なかなか風情があります。
新しいボディ・バッグを買いました。時折、このレンズは持ち出してあげたいと思います。
次は、防湿庫の手前に転がっていた、pancolar 50mm f2 なのかも。