ご無沙汰いたしました。多忙、読書、PCの不調(云々)……で、半年も地下に潜っておりました。
その間、レンズ収集だけは止まず。このTravenar 50mm f2.8 で、ミュンヘン時代のschacht は「一応」コンプリートしました。(一応、というのは、一本だけ、マウントがExakta でないのが混ざっているためです)。
schacht 全体を見ても、興味深いものはもうあまり残っていません。読書の方もゆっくりとですが進んでいます。
基本的に暇だったもので、カメラにも手を出してしまいました。でも、フィルムで撮影するつもりは全くないのですが。
というわけで、今回は、240本程度しか世に出なかったという、ミュンヘン時代のschacht の標準レンズ、Travenar 50mm f2.8 です。
秋口だったでしょうか、毎朝の習慣で、海外のオークション・サイトを覗いていると。
あ、あった! ミュンヘン時代の50mmです。考える間もなく、言い値で頂戴しました。しかし……。
再度リストを見ると、同じもの(?)がまだ残っている? セラーも同じ。おやおや、変ですね……。
結論としては、同じ人が、同じレンズを2本出品されていて、最初のものを買った直後に、また出品されたという落ちなのですが、ちょっと焦ったりもしました。もちろん、そちらも頂戴することに(単純なコレクター心理)。
製造番号は、34058と34059。おそらく、最初期のロットなのでしょう。連番とは、秋から縁起が良い(???)。
今回は、そのちょっと前に手に入れた、ihagee社のexa 1a (の一番初期のモデル) に、知らない人は知らないヘルベルト・ケーラー さんのビューファインダーを載せたものを小道具として使っています。バランス的には、varexあたりがよいのでしょうけれど、カメラはかわいいのが好き(!)。
*Herbert Köhler
普通のexaからソニーのマウント・アダプターでも、無限遠は出ます。ああ、良かった。
背景は、ちょっとぐるぐるボケ。ピントの山は、ちょっとわかりにくい感じ。
ぐーるぐーる。開放だと、こうなります。
幽霊は、あんまり目立たないようです。
少々ざわつく感じもありますね。
同上。
あ、なかなか良い感じ。
schacht のレンズは、高コントラストに強いようです。
好きなレンズです。
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背景に入っているのは、最近買った書籍です。森薫さんの、『乙嫁語り』の最新刊。豊満よりは、細いほうが良いなあ(意味不明)。